虐待の罪の重さ例えば、虐待で捕まったとしたら…

人はなぜ、虐待をしてしまうのか

最近、日本でもマスコミで騒がれているため、実刑判決を受け、刑務所に送られる人が増えています。

しかしアメリカでは、もっと些細なことでも裁判にかけられているのです。

例えば、スーパーに買い物に行き、子供が悪戯をして親が怒って手を上げてしまったら、それは虐待です。

それが常識、普通となっているのです。

虐待専門の弁護士さえいます。日本もそれに近づいてきています。

先日母親が子供に折檻の末、殺してしまった事件があります。

その夫も、妻がしていたことは薄々知っていたようです。その父親にも有罪が言い渡されます。

そうなる前に相談してください。今、虐待は日本でも社会問題です。真剣に考えてください。

虐待の概要(知っておくべきこと)

虐待という言葉のイメージは、非常に残酷な響きがありますが、殴る、蹴るといった身体的虐待や性的虐待だけでなく、不適切な養育環境や心理的虐待なども含まれるということに留意する必要があります。

最近ではこれらを包括する概念として「大人の子どもに対する『不適切な関わり』(マルトリートメント)」という言葉の使用が提言されています。


児童虐待を考えるうえで大切な原則は“子どもの心身の安全を守ること”です。

こちらをふまえて虐待を考えると


1.「強者としての大人と弱者としての子どもという権力構造を背景にしている」


2.その行為が「子どもが心身共に安全で健やかに育つ権利を侵害している」という点から見る必要があります。


従って児童虐待は、しつけであるとか良い子にするためにという保護者の意図とは関わりなく、子どもにとって有害であるか、子ども自身が苦痛を感じているかという視点から判断するものです。

いくら保護者が子どもをかわいいと思い、一生懸命子どものためにやっていることであっても、それが子どもにとって有害な行為であれば虐待といえます。


虐待の子どもへの影響としては、死亡、手指の切断・頭蓋内出血・火傷などによる身体的障害、心的外傷とそこから派生する様々な精神症状(不安、情緒不安定)、栄養・感覚刺激の不足による発育障害や発達遅滞、安定した愛着関係を経験できない事による対人関係障害(緊張、乱暴、ひきこもり)、自尊心の欠如(低い自己評価)などがみられます。

具体的には、保護者又は保護者にかわる養育者による18才未満の子どもへの次のような行為をさします(児童虐待の防止等に関する法律 第2条)。

児童虐待の分類

(1)児童の身体に外傷が生じ、又は生じるおそれのある暴行を加えること(身体的虐待)具体例:首をしめる、殴る、蹴る、投げ落とす、熱湯をかける、布団蒸しにする、溺れさせる、逆さ吊りにする、異物をのませる、食事を与えない、冬戸外に閉め出す、一室に拘束するなど


(2)児童にわいせつな行為をすること又は児童をしてわいせつな行為をさせること(性的虐待)具体例:子どもへの性交、性的暴行、性的行為の強要、教唆など。性器や性交を見せる。ポルノグラフィーを見せたり、被写体などを強要する


(3)児童の心身の正常な発達を妨げるような著しい減食又は長時間の放置その他の保護者としての 監護を著しく怠ること(ネグレクト)具体例:家に閉じこめる(登校させない)、重大な病気になっても病院に連れて行かない乳幼児を家に残したまま度々外出する、乳幼児を車の中に放置する、子どもにとって必要な情緒的欲求に応えない(つまり愛情を与えない)、食事を与えない、下着など長期間ひどく不潔なままにする、極端に不潔な環境の中で生活させるなど


(4)児童に著しい心理的外傷を与える言動を行うこと(心理的虐待)具体例:ことばによる脅かしや強迫、子どもを無視したり拒否的な態度を示す、子どもを怯えさせたり心を傷つけるようなことを繰り返し言う、子どもの自尊心を傷つけるような言動、他の兄弟とは著しく差別的な扱いをするなど